北海道奥尻島エリア

北海道の南西端に位置する奥尻島。東西11km、南北27kmと南北にやや三角状をなした島で、周囲84kmにおよぶ海岸線には「なべつる岩」や「カブト岩」などが点在し、青い海と奇岩がこの島独特の景観を生み出しています。また海水の透明度が高いことでも知られ、夏は海水浴やマリンレジャーを楽しむことも。きれいな海はウニやアワビといった海鮮の宝庫でもあり、とれたての新鮮魚介も島の大きな財産です。

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このエリアの魅力

「奥尻ブルー」の海を海水浴&マリンレジャーで体感!

その澄み渡った青さから「奥尻ブルー」と呼ばれる奥尻島の海。水深25mと抜群の透明度を誇り、夏には島内に3カ所ある海水浴適地で、気持ちの良い海遊びが楽しめます。また奥尻の夏の海は比較的穏やかで、ウィンドサーフィンや水上スキー、SUPなどのマリンスポーツにも最適。シーカヤックで入り組んだ海岸線を海上から眺めるのも一興です。さまざまな楽しみ方で、奥尻の海を満喫できます。

なべつる岩に無縁島、カブト岩など自然が生み出した奇岩アート

鍋の取っ手(弦)に似ていることからその名が付いた「なべつる岩」など、島の海岸線には長年の風雪や波によって形づくられた不思議な奇岩が点在しています。なかでも南西岸の青苗エリアには、数珠を持って祈るお坊さんの姿に見える「無縁島」や「ホヤ石」「モッ立岩」と多彩な奇岩がずらり。まさに自然のアートとも呼べるそのフォルムが、旅人の目を楽しませてくれます。レンタカーで海岸線を巡る奇岩ドライブを楽しみましょう。

奥尻ワインに、ウニ、アワビ…島自慢のグルメ

奥尻を代表する味覚と言えば、7~8月の漁期限定で味わえる「ウニ」です。奥尻産のエゾムラサキウニは甘みが強いと言われ、島内の食堂ではむきたてをたっぷり乗せた生ウニ丼が味わえます。そのほかイカにカレイ、ホッケ、ツブなどの貝類や岩海苔と、一年を通じて海の幸が充実。いつ訪ねても、季節の魚介を堪能できます。そんな一級の食材と合わせたいのが、潮風を浴びて育つブドウを醸造した「奥尻ワイン」です。島の味覚とのマリアージュを楽しんでみては。

モデルプラン

奥尻島をぐるり一周する1泊2日プラン

島を一周する道道39号(奥尻島線)は、一部を除いてそのほとんどが海岸線を抜ける爽快なドライブルートです。奥尻港でレンタカーを借りて、島のシンボル「なべつる岩」や1993年の北海道南西沖地震の記憶を伝える「奥尻島津波館」、南西岸の奇岩の数々、「賽の河原公園」などの観光名所に立ち寄りながら、島をぐるりと巡ってみましょう。翌日は、きれいな海岸で海水浴を。時間に余裕があるなら、マリンレジャーに挑戦するのもいいでしょう。

このエリアの島動画

主なアクセス

東京から乗継便で奥尻島へ

  • 1JAL・HAC/羽田~函館~奥尻 約1時間50分/1日1便 ( 乗り継ぎ時間含まず )

空港から奥尻島へ

  • 2JAL・HAC/函館~奥尻約30分/1日1便 ( 月~木、土曜日運航 )
  • 3JAL・HAC/丘珠~奥尻約50分/1日1便 ( 金、日曜日運航 )
時刻表など詳細:

JAL公式サイト

HAC ( 北海道エアシステム ) 公式サイト

江差港から奥尻島へ

  • 4ハートランドフェリー/江差港~奥尻港約2時間10分/1日1便
時刻表など詳細:

ハートランドフェリー公式サイト

※航空便、船便は季節等により変動・運休する場合があります。

旅のヒント

奥尻島観光には何泊必要?

午前中に奥尻着のフェリーか飛行機を使い、レンタカーを利用するなら1泊2日で主要な観光スポットを巡ることは可能。ただし繁忙シーズン以外の船便は午後着になるので、1泊2日ではやや駆け足に。余裕を持って2泊3日にした方が、落ち着いて旅を楽しめそうです。

島内移動の方法は?

奥尻港フェリーターミナルを起点に北部方面と南部方面の2路線の町営バスがありますが、本数はそれほど多くありません。自分のペースで巡るならレンタカーがおすすめ。奥尻港と奥尻空港それぞれにレンタカー窓口があるので、事前に予約しておきましょう。夏期限定で定期観光タクシーも運行しています。