鹿児島県三島エリア
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このエリアの魅力
海辺に湧く東温泉、断崖絶壁に見る鬼界カルデラの火山エネルギー
三島村・鬼界カルデラジオパークに認定されている竹島・硫黄島・黒島は、今なお噴煙を上げる活火山や赤壁の地層、断崖絶壁に流れる無数の滝など貴重な自然溢れる島々です。竹島と硫黄島は、約7300年前に大噴火を起こした鬼界カルデラの痕跡。黒島はさらに古い火山島として生まれた島で、どの島も雄々しい地球のエネルギーに満ちています。海辺の秘湯や野生のクジャク、放牧牛のいる丘陵地など、島々の魅力を満喫しましょう。美しい海と星空も必見です。
竹林や照葉樹の森に覆われる緑深い島々
竹島・硫黄島・黒島は東西に横並びで位置する島ですが、島のでき方や環境の違いからそれぞれに異なる表情を見せています。竹島はその名の通り島の大部分が竹(大名竹)に覆われており、亜熱帯性の植物であるガジュマルが茂る景色もみどころです。火山を持つ硫黄島は火山性ガスと潮風に耐える植生が、黒島では照葉樹に覆われた緑深い景色が楽しめます。大名竹は三島村の特産品となっており、てんぷらや煮物、丸焼きなどで味わえば絶品です。
「メンドン」をはじめ、旧盆に現れる仮面の来訪神
例年旧暦の8月1日、2日やその前後に行われる三島村の伝統行事・八朔踊り。子孫繁栄や五穀豊穣を願うものや、豊臣秀吉の朝鮮出兵で手柄を立てた島の武士の凱旋祝いなどの由来があります。竹島のタカメン・硫黄島のメンドン・黒島のオニメンなどそれぞれの島に現れるユニークな仮面神は有名。泣く子も黙るような迫力がありながら、どこか愛嬌もあり必見です。また、硫黄島のメンドンはユネスコの無形文化遺産に登録されています。
モデルプラン
迫力のジオパークと平家ゆかりの史跡を訪ねる2泊3日プラン
硫黄島はかつて俊寛が島流しとなった鬼界ヶ島とされており、1996年には硫黄島の海岸で故・中村勘三郎(当時・中村勘九郎)による歌舞伎「俊寛」が上演されるなど平家ゆかりの地として史跡も多くみられます。また硫黄島で必ず訪れたいのが海辺の秘湯・東温泉。遠く屋久島を望む絶景や海を間近に感じながらの入浴はこの島ならではの体験です。島にはレンタカーがないため鹿児島港から車でフェリーに乗り込み出発。竹島や黒島でのドライブもぜひ楽しんでください。
主なアクセス
鹿児島空港から硫黄島へ
- 1NJA新日本航空株式会社 ( セスナ式172型・最大乗客3名 )/鹿児島~薩摩硫黄島 50分/月・水曜のみ運行1日1便
- 時刻表など詳細 :
鹿児島港から竹島・硫黄島・黒島へ
- 2フェリーみしま ( 日帰り便 )/鹿児島港 ( 本港南埠頭 )~竹島港 3時間、竹島港~硫黄島港 40分、硫黄島港~黒島・大里港 1時間10分、黒島・大里港~黒島・片泊港 30分、黒島・片泊港~鹿児島港 ( 本港南埠頭 ) 4時間/1日1便
- 3フェリーみしま ( 1泊2日便 )/鹿児島港 ( 本港南埠頭 )~竹島港 3時間、竹島港~硫黄島港 40分、硫黄島港~黒島・大里港 1時間10分、黒島・大里港~黒島・片泊港 30分、黒島・片泊港~黒島・大里港 30分、黒島・大里港~硫黄島港 1時間10分、硫黄島港~竹島港 40分、竹島港~鹿児島港 ( 本港南埠頭 ) 3時間/1日1便
- 時刻表など詳細 :
※ 航空便、船便は季節等により変動・運休する場合があります。
旅のヒント
三島村への船便は1泊2日便と日帰り便の2つ
鹿児島港を出発して竹島、硫黄島、黒島・大里港を経由して黒島・片泊港で一晩停泊し往路と同じ港を経由して鹿児島港へ戻る1泊2日便と、黒島・片泊での夜間停泊はせず直接鹿児島港へ戻る日帰り便があります。時間を見てうまく活用しましょう。
鹿児島空港からの航空便もあり 島でのレンタカーはなし
できるだけ短時間で三島村に行きたい、船は苦手という人には、硫黄島に限り鹿児島空港からの航空便(セスナ機・最大乗客3名)があります。また島にはタクシーやレンタカーはありません(レンタサイクルはあり)。フットワーク良く観光したいなら車を持ち込める船の利用がおすすめです。