新潟県佐渡エリア

新潟港の西方に位置する、約855平方キロメートルの大きな島です。変化に富んだ海岸沿いの景勝地や山間に広がる棚田など、昔ながらの美しい景観が魅力です。トキが生息する豊かな自然環境で育てられた佐渡米をはじめとする農産物や、日本海の海の幸など食材も豊富です。江戸幕府の財政を支えた佐渡金銀山跡は、往時の隆盛を感じられる観光スポットとして人気があります。

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Information

このエリアの魅力

古きよき日本のふるさとの原風景が残る

日本の海岸地形のすべてが揃っていることから「日本の縮図」とも呼ばれる佐渡島。奇岩が連なる尖閣湾や初夏にはトビシマカンゾウが一面に咲く大野亀など、海沿いの景勝地で訪れる人々を楽しませてくれます。里山には江戸時代から受け継いでいる棚田が広がり、古くは日本全域に生息していたというトキと共生する美しい環境が残されています。自然を満喫した後は、江戸時代に廻船業の集落として発展したレトロな宿根木集落を散歩してみるのもおすすめです。

日本最大級の金銀山跡と壮大な産業遺産に出会う

佐渡島は古くから金が採れる地として知られていましたが、金鉱脈が発見された江戸時代から閉山までで金78トン、銀2330トンを産出した日本最大級の金銀山跡が残されています。掘り進めるうちに山を割る形状になってしまった「道遊の割戸」や、かつて東洋一といわれる鉱石処理能力を誇った「北沢浮遊選鉱場跡」など、相川地区には金銀採掘にまつわる遺構が点在しています。写真映えする場所としても注目を集めており、佐渡を代表する観光スポットのひとつです。

好漁場・佐渡沖に面した日本海側屈指の海鮮天国

暖流と寒流が交差する佐渡沖は、魚介の宝庫。寒ブリやズワイガニ、マダイ、スルメイカ、南蛮エビ、本マグロなど多種多様な魚が水揚げされます。信濃川や阿賀野川などの一級河川や佐渡の河川から栄養分が流れ込む豊かな海で獲れる海の幸は、濃いうまみが特徴です。島内の飲食店では冷凍せずに新鮮なまま提供されることが多く、獲れたてのおいしさを堪能できます。また、真野湾や加茂湖ではカキの養殖が行われており、冬には鍋やフライなども楽しめます。

モデルプラン

島一周して絶景&島グルメ満喫 2泊3日プラン

フェリーで旅の起点となる両津港へ到着し、レンタカーで大野亀や、佐渡屈指の景勝地・尖閣湾などの風光明媚なスポットをドライブ。史跡佐渡金山や、金銀山跡の産業遺産の見学はもちろん、棚田やトキなど佐渡に残された豊かな里山の自然環境を楽しめます。ランチには佐渡沖で水揚げされた名物の魚介料理がおすすめです。海沿いには温泉宿が点在するので、海を眺めながら温泉で疲れを癒やし、島ならではのゆったりとした時間を満喫しましょう。

このエリアの島動画

主なアクセス

新潟港から船で両津港へ

  • 1佐渡汽船 ( ジェットフォイル )/新潟港~両津港1時間7分/1日5便
  • 2佐渡汽船 ( カーフェリー )/新潟港~両津港2時間30分/1日3~5便
時刻表など詳細 : 

佐渡汽船公式サイト

直江津港から船で小木港へ

  • 3佐渡汽船 ( カーフェリー )/直江津港~小木港2時間40分/1日2便 ( 運航期間は佐渡汽船公式サイトにてご確認ください。)
時刻表など詳細 : 

佐渡汽船公式サイト

※ 航空便、船便は季節等により変動・運休する場合があります。

旅のヒント

島巡りには何泊必要?

新潟市内の新潟港からジェットフォイルを使えば1時間7分で佐渡に到着するため、日帰りすることもできますが、島の名所をゆっくり楽しむなら最低1泊は必要です。海岸線が約280kmもある大きな島なので、島全域を見て回るなら2泊するのがおすすめです。

島内移動は、レンタカーが便利

観光の起点となる両津港から、島内の各所をつなぐ路線バスが多く出ていますが、便数が多い路線でも約30分おきの運行なので、いろんな場所へ足を延ばしたい場合はレンタカーが便利です。車の運転ができない場合は、貸し切りできる観光タクシーもあります。