島根県隠岐諸島エリア

島前（西ノ島町、海士町、知夫村）と島後（隠岐の島町）の主要4島からなる隠岐諸島では、自然が造り出した驚異の景観に出会えます。ローソク島や浄土ヶ浦海岸、摩天崖など海岸線には日本離れした雄大な景色が広がり、内陸部では壇鏡の滝などの名瀑やミステリアスな形をした三大杉なども見ることができます。隠岐諸島は2015年に世界的に価値のある地質や地形を含む地域と認められて、ユネスコ世界ジオパークにも認定されています。

後鳥羽上皇配流と後醍醐天皇配流＆脱出の地としても有名な隠岐諸島には、これらの歴史的事実にゆかりのある史跡や神社などが点在しています。西ノ島町には後醍醐天皇行在所阯と伝わる黒木御所阯や、後鳥羽上皇とかかわりの深い焼火神社が、知夫里村には後醍醐天皇がすわって休憩したと伝わる「お腰かけの石」がある天佐志比古命神社が、海士町には後鳥羽上皇を祭神と崇める隠岐神社などがあり、これらの歴史ロマンあふれるスポットをめぐるのもおすすめです。

四方を海に囲まれた隠岐諸島は言うまでもなく海の幸の宝庫です。中でもさざえ丼は島の名物料理として多くの店で提供されています。つなぎを使わずそば粉だけで打つ香り高い隠岐そばも必食の御当地グルメ。さらに隠岐諸島で地元のミネラル豊富な飼料で肥育された黒毛和牛の隠岐牛が味わえる焼肉店などもあり、島前でも島後でもバリエーション豊富な島グルメが味わえます。

松江市の七類港からフェリーで島後の西郷港へ。1日目は佐々木家住宅や浄土ヶ浦海岸など島後の西側をレンタカーで巡ります。島後の民宿に宿泊して、2日目は壇鏡の滝やローソク島など島後の東側の名所をまわるドライブ、午後にはフェリーで島前の西ノ島町へ渡り、別府港周辺に宿泊します。3日目は国賀海岸周辺の景勝地訪問。隠岐島の王道観光スポットを巡るプランです。

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2泊3日で、西ノ島町、海士町、知夫村の島前3島の歴史ロマンあふれるパワースポットを訪ねます。松江市の七類港から西ノ島町の別府港へ。後醍醐天皇ゆかりの黒木御所阯や後鳥羽上皇ゆかりの焼火神社へお参り。2日目は海士町へ渡り隠岐神社や後鳥羽上皇御火葬塚などを訪ね、夕方には3つ目の島・知夫村へ渡ります。3日目は景勝地・赤壁を見学して七類港へ戻る、というプランです。

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島前と島後ではレンタカーの利用が可能（海士町は除く）。それぞれの島の主要な港周辺でレンタカーを借りて島内観光をするのがおすすめです。島間を移動する場合フェリーを利用すれば車ごと移動可能ですが、高速船では車は運べません。レンタカーの島をまたいでの乗り捨てもできないので、各島でそれぞれレンタカーを借りるなどのプランニングが大切です。

島前と島後の2島以上を回るなら最低でも2泊3日の予定を組みたいところです。島間の移動時間やフェリーなど船の発着のタイミングで無駄な待ち時間が出ないようにプランを組むことができるかがポイントです。さらに4つの島すべてをめぐりたいなら3泊4日以上みておいた方が良いでしょう。なお、4つの島にすべて宿泊施設や食事処などがある点は便利で安心です。