伊豆諸島南部エリア

火山島三宅島と御蔵島のイルカを満喫する1泊2日

三宅島(東京都)御蔵島(東京都)

野生のイルカが生息する自然豊かな秘境・御蔵島でのマリンアクティビティと、火山噴火によってできたダイナミックな風景が広がる三宅島の魅力を楽しめるプランを紹介します。フェリーで7時間30分かけて行くスローな旅で、島時間を楽しみましょう。島では海や森に棲む伊豆諸島ならではの生きものにも出合えます。

Summery

1日目午後:東京・竹芝客船ターミナルでフェリーに乗船

大型客船の中でのんびり1泊

出航時にはレインボーブリッジなど東京の夜景を船上から楽しめる

東京・浜松町にある竹芝客船ターミナルから、夜遅く出航する大型客船に乗船するところから旅はスタート。東京湾の夜景を後にし、ゆったりと御蔵島に向かいます。船内には食事できるスペースがあるので、夕食や晩酌を楽しみながらのんびりと過ごしましょう(レストランは営業時間短縮の場合があります)。大型客船は揺れが少なく船酔いしにくいのがうれしいところです。食事を終えたら翌日は朝早いので早めに床につきましょう。

 

<次のスポット[御蔵島]まで>

フェリーで約7時間30分

2日目午前:御蔵島に到着後宿へ

朝に御蔵島に到着後ひと休み

御蔵島に近づくとフェリーの近くを泳ぐイルカたちに遭遇することも

小さな桟橋のある御蔵島港に到着

朝6時に御蔵島の港に到着すると、宿またはイルカウォッチング船の方が迎えに来てくれています。この日の朝食は事前に弁当などを購入し、自分で用意しておくのが一般的です。宿でひと休みして水着に着替えたらイルカウォッチングに出発です。通常シュノーケルなどを付けて行いますが、初心者の場合ショップによってはシュノーケルの講習を受けることもできるので、事前に相談しておきましょう。また、御蔵島港は海況の影響を受けやすいため、船が接岸できないこともしばしばあります。日程に余裕を持って計画しましょう。

 

<次のスポット[御蔵島港]まで>

車で約2分

2日目午前~午後:イルカウォッチングに挑戦

野生のイルカとシュノーケルで一緒に泳ぐ

ドルフィンスイムができるのは4~10月のみなのでご注意を

予約した船の車で桟橋へ移動し、乗船してイルカのいるスポットへ向かいます。島の周辺には約140頭のミナミバンドウイルカが生息していて、イルカの状態によっては至近距離で泳ぐこともできます。いつ遭遇してもいいようにマスクやフィン、シュノーケルの準備をしておきましょう。2時間ほどのツアーで野生のイルカを間近で観察できます。イルカウォッチングは海況に応じて午前と午後1日2回開催され、両方参加することも可能です。ツアー後は宿に戻り島食材をたっぷり使用した夕食をいただき、ゆっくり休みます。

 

<次のスポット[三宅島空港]まで>

ヘリコプターで約10分

3日目:三宅島へ移動し自然を楽しむツアーへ

「新鼻新山」や「大路池」など景勝地を巡る

スコリアとよばれる火山噴出物が積もった「新鼻新山」

原生林に囲まれた「大路池」はバードウォッチングの定番スポット

翌朝、御蔵島ヘリポートからヘリコプターで三宅島空港へ。到着したら早速、三宅島のみどころを巡ります。島の魅力を効率よく楽しむなら、ガイドツアーを利用するのがよいでしょう。地元の熟練したガイドさんが季節や天候に合わせておすすめのスポットを案内してくれます。昭和58年(1983)の海底噴火で生まれた「新鼻新山」や、野鳥の宝庫として知られるバードウォッチングスポット「大路池」などでこの地ならではの自然を体感することができます。
夜はこのまま三宅島の宿に宿泊し、翌日昼過ぎに出港する大型客船で東京へ。余韻に浸りながら、帰りものんびり船旅を満喫しましょう。

 

■スポット情報
新鼻新山(にっぱなしんざん)
住所:東京都三宅島三宅村阿古
アクセス:錆ヶ浜港から車で約10分
滞在所要時間:30分目安

 

大路池(たいろいけ)
住所:東京都三宅島三宅村坪田
アクセス:錆ヶ浜港から車で約10分
滞在所要時間:60~90分目安

 

<帰路へ>

東京・竹芝客船ターミナルまでフェリーで約6時間