対馬エリア

1泊2日で南北に長い対馬を縦断!

対馬(長崎県)

南北約82kmにもわたる長大な対馬。島の中心となる厳原町から中部に広がる風光明媚な浅茅湾(あそうわん)、韓国を望む北の玄関口・上対馬町まで、1泊2日で縦断します。国境の島を感じるスポットや歴史資産を巡って、独自の自然と文化が息づく対馬を丸ごと楽しみましょう。

Summery

1日目午前:名物の対州そばを味わう

「ヴィーナス」で対馬についたら「対州そば」ランチ

博多港からジェットフォイル「ヴィーナス」に乗船して対馬へ

原種に近いといわれる対州そばは、小粒ながら風味が強いのが特徴

対馬へは、福岡県の博多港から九州郵船が「ヴィーナス(ヴィーナス2)」を運航しています。ジェットフォイルで約2時間30分。午前の厳原港行きに乗船すれば、昼過ぎに到着します。厳原港に着いたらレンタカーを借りて、まずは昼食タイム。日本のそばのルーツ、対州(たいしゅう)そばを味わいます。そば本来の味が堪能できるざるそばのほか、地鶏や野菜と一緒に煮た対馬名物「いりやきそば」もおすすめです。
※「ヴィーナス/ヴィーナス2」についての詳細は下記にお問合わせください。

九州郵船

 

<次のスポット[浅茅湾]まで>

車で約1時間15分

1日目午後:神話の舞台と国境の島を体感

神秘の「和多都美神社」・眺めのいい「烏帽子岳展望台」へ

海神を祀り、神話の世界を彷彿とさせる和多都美神社で参拝

日本有数のリアス式海岸で知られる浅茅湾を望める烏帽子岳展望台

万関橋(まんぜきばし)を通って島の中部に位置する対馬屈指の景勝地、浅茅湾へ向かいます。浅茅湾の奥深くの入江に面した海宮「和多都美神社」は、5つの鳥居のうち2つが海に立ち、満潮時に社殿近くまで海水が満ちる様子はまるで竜宮のよう。その後は近くの「烏帽子岳展望台」へ。海に浮かぶ大小無数の島々、入江と岬が幾重にも重なった浅茅湾の絶景が目の前に広がります。浅茅湾ではアクティビティ体験も可能。景色を楽しんだら、さらに北部エリアを目指しましょう。

 

■スポット情報

和多都美神社(わたづみじんじゃ)

住所:対馬市豊玉町仁位字和宮55

アクセス:厳原港から約1時間15分

滞在所要時間:30分目安

 

烏帽子岳展望台(えぼしだけてんぼうだい)

住所:対馬市豊玉町仁位

アクセス:厳原港から徒歩で約1時間15分

滞在所要時間:30分目安

 

<次のスポット[対馬野生生物保護センター]まで>

車で約1時間25分

「対馬野生生物保護センター」でツシマヤマネコを観察

国指定天然記念物のツシマヤマネコは、対馬に生息する野生のネコ

天気がよければ対岸に釜山の町が一望できる、韓国展望所

対馬の稀少野生動物の保護と普及啓発の活動拠点「対馬野生生物保護センター」では、ツシマヤマネコをガラス越しに観察できます(体調などにより公開していない場合あり)。さらに車で約45分、対馬北端にある「韓国展望所」へ。周辺は大陸系植物ヒトツバタゴの自生地として有名です。大陸から渡ってきたとされるツシマヤマネコや釜山の町並みに国境の島を実感したら、夜は北部の玄関口・比田勝(ひたかつ)港周辺に宿泊しましょう。

 

■スポット情報

対馬野生生物保護センター

住所:対馬市上県町佐護棹崎公園内

アクセス:厳原港から車で約2時間20分

滞在所要時間:40分目安

 

韓国展望所

住所:対馬市上県町鰐浦

アクセス:厳原港から車で約2時間40分

滞在所要時間:30分目安

 

<次のスポット[厳原]まで>

車で約2時間40分

2日目:厳原で対馬藩の城下町散歩

午前/対馬藩主の居城跡「金石城跡」で近世史にふれる

対馬の観光物産情報の発信拠点、観光情報館ふれあい処つしま

1990年に復元された大手門(櫓門)などが歴史を伝える金石城跡

2008年に復元整備された国指定名勝、旧金石城庭園

島の北部から一気に南下して、厳原(いづはら)を目指します。厳原は、かつて朝鮮外交の窓口になっていた宗家(そうけ)対馬藩の旧城下町として朝鮮との交流を偲ばせる史跡が残っています。まずは「観光情報館ふれあい処つしま」の観光の間で対馬の歴史を学びます。さらに近くにある対馬を治めた対馬藩主•宗家の居城跡、国史跡「金石城跡」へ。心字池の洲浜などに平安時代の古庭園の様式を残す「旧金石城庭園」も必見です。往時の風情にふれたら、市街地でランチタイム。

 

■スポット情報

観光情報館ふれあい処つしま

住所:対馬市厳原町今屋敷672-1

アクセス:厳原港から車で2分

滞在所要時間:30分目安

 

金石城跡・旧金石城庭園(かねいしじょうせき・きゅうかねいしじょうていえん)

住所:対馬市厳原町西里200

アクセス:厳原港から車で約5分

滞在所要時間:30分目安

 

<次のスポット[石焼きランチ]まで>

車ですぐ

名物「石焼き」でランチタイム

石焼きの一例。石を焼いた時の赤外線効果で素材のうま味がUP!

ランチで味わいたいのは、対馬の郷土料理のひとつ「石焼き」。その昔、漁師が釣った魚を浜にある石を熱してその上で焼いて食べたのがはじまりといわれる豪快な漁師料理です。新鮮な魚介類や野菜を石英斑岩(せきえいはんがん)という石の上で焼いて食べます。素材はブリやタイなど近海でとれた旬の魚介類を使用し、島の恵みを存分に味わえます。島グルメでお腹を満たしたら、厳原港から帰路につきます。

 

<帰路へ>

博多港までジェットフォイルで約2時間30分