三島エリア

個性豊かなジオパーク三島!硫黄島・黒島2泊3日

竹島(鹿児島県)硫黄島(鹿児島県)黒島(鹿児島県)

三島村は竹島、硫黄島、黒島の3島からなる小さな村です。竹に覆われた緩やかな丘陵地が広がる竹島、絶え間なく噴煙を上げる硫黄岳を有する硫黄島、森林が多く島の中央に高い山がそびえることからミニ屋久島ともよばれる黒島。3島それぞれの多彩な自然や文化が認められて2015年に日本ジオパークに認定されました。

Summery

1日目午前:鹿児島港を出港し硫黄島へ

さあ、ここからジオパークの島に出発!

みしま旅客待合所は鹿児島港の南ふ頭にある

竹島、硫黄島、黒島の3島からなる三島村。それぞれの島へは村営の「フェリーみしま」で行くことができます。週4便の運航で、出港日は毎月変わるので事前に確認しておきましょう。乗船券はみしま旅客待合所の窓口での当日販売のみですが、車などを持ち込む場合は積載台数に限りがあるため事前予約をしておいた方が確実です。各島にはレンタサイクルはありますが、効率よく観光したいならレンタカーの持ち込みをおすすめします。

 

※「フェリーみしま」についての詳細は下記でご確認ください。

三島村役場

 

<次のスポット[硫黄島港]まで>

フェリーで約3時間55分

インパクト大!初めて見た茶褐色の海

鹿児島港を出港して約3時間。真っ平らな竹島が見えてくる

竹島港。島全体が竹で覆われていることがわかる

ところどころから噴煙を上げる活火山・硫黄岳

硫黄島港到着。茶褐色の海に驚く

波穏やかな錦江湾を抜け太平洋に入ると、天候次第では船が大きく揺れることもあるので、船酔いが心配な人は事前に酔い止めを飲んでおきましょう。しばらく進むと、その名の通り竹に覆われた竹島の港に入港します。最も高い山でも220mしかないという平坦な島で、タケノコ栽培と畜産が盛んな島です。今回の旅では立ち寄りませんが、機会があればぜひ上陸してみたいものです。竹島港を出港すると、約30分で茶褐色の港・硫黄島港に到着します。

 

<次のスポット[岬橋]まで>

車で約12分

1日目午後:硫黄島のみどころをドライブ

7300年前の大噴火の痕跡を、島のあちこちで確認!

両サイドは断崖絶壁!この岬橋を渡った先には恋人岬展望台がある

大浦港。70mほどの高さの断崖が港の周りを囲んでいる

今まで見たことがない茶褐色の海に驚きますが、硫黄や鉄分を含んだ温泉が海水と反応しこのような色になっています。さてフェリーから車を出したら、硫黄島探検ドライブに出発です。最初に向かうのは、約7300年前の噴火で形成された鬼界カルデラの縁に架けられた「岬橋」。西側に紺碧の、東側に茶褐色の海が広がる、この島でしか見られない風景を楽しみましょう。次は車で10分ほどの「大浦港」へ。ここも火砕流の痕跡が確認できる場所で、うねった地層がインパクト大の必見スポットです。海面まで下りる階段が設けてあり、釣りやダイビングスポットとしても人気です。

 

■スポット情報

岬橋(みさきばし)

住所: 鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島

アクセス: 硫黄島港から車で約10分

滞在所要時間:15分目安

 

大浦港(おおうらこう)

住所:  鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島

アクセス: 硫黄島港から徒歩約10分

滞在所要時間:20分目安

 

<次のスポット[俊寛堂]まで>車で約10分

俊寛、安徳天皇…伝承に彩られたスポットへ

港の近くにある俊寛像。海に向かって手を伸ばす姿が印象的

余生をこの島で過ごしたと伝わる安徳天皇と従臣たちの墓所

俊寛の死を哀れんだ島民が住居跡に御祈神社・俊寛堂を建てた

ダイナミックな自然を満喫したら、次は島に伝わる伝説を巡ります。硫黄島は平家打倒の陰謀に加わった俊寛僧都が流された場所だとされ、ゆかりの史跡も多数残されています。なかでも苔むした小径の先にひっそりと立つ「俊寛堂」は、晩年を過ごした場所といわれています。また壇ノ浦で入水した安徳天皇が逃げ延び、66才で生涯を閉じるまでこの島で暮らしたという伝説もあるなど、興味深いスポットが盛りだくさんです。

 

■スポット情報

俊寛堂(しゅんかんどう)

住所: 鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島

アクセス: 硫黄島港から車で約10分

滞在所要時間:15分目安

 

安徳天皇墓所(あんとくてんのうぼしょ)

住所:  鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島

アクセス: 硫黄島港から徒歩約10分

滞在所要時間:15分目安

1日目午後:宿でタケノコ料理を堪能

夕食はもちろん、名物の大名筍!

アクが少ない三島村特産のタケノコ。島の焼酎と一緒に味わいたい

島内を探検した後は、港近くの民宿に宿泊です。お待ちかねの夕食は三島村特産のタケノコ料理がいただけます。タケノコの刺身、煮物、天ぷら、タケノコのお味噌汁など、旬の5〜6月はタケノコ尽くしの料理が並びます。なかでも皮付きのまま焼いていただくタケノコは、ほくほくしていてとってもおいしいです。三島村の蔵元で作られた芋焼酎のお湯割と一緒に、心ゆくまで堪能しましょう。

 

<次のスポット[東温泉]まで>

車で約20分

2日目午前:絶景露天に入浴

硫黄島でしか体験できない入浴体験

ダイナミックな露天風呂。泉質は皮膚病によいとされるみょうばん泉

目の前にはオーシャンビューの景色が広がる

白い孔雀を1日に1度見ると幸せになると言われている

2日目は秘湯で知られる絶景露天・東温泉へ向かいます。硫黄岳の裾野の海沿いに湧く温泉で、眼前に太平洋が広がる岩場に空いた穴が湯船です。脱衣場はなく混浴ですが、水着で入浴できるので安心して楽しみましょう。開放的で気持ち良くゆっくりしてしまいがちですが、午後からは黒島に移動となりますので程よいところで切り上げましょう。宿に戻る途中、白い孔雀に遭遇しました。硫黄島では野生の孔雀をよく見かけますが、白い孔雀を見るといいことがあるそうです。

 

<次のスポット[黒島・大里港]まで>

フェリーみしまで約1時間10分

2日目午後:黒島のみどころをドライブ

森林が広がる緑豊かな黒島に上陸

創建は定かでないが島民に大切にされている黒尾大明神社

黒尾大明神近くで見つけた巨木

黒島平和公園。毎年5月下旬に平和祈念祭も行われている

宿で昼食を済ませたら再びフェリーに乗り込み、黒島へ移動します。黒島には大里、片泊という2つの集落があり、それぞれに港がありますが、硫黄島港から1時間10分の大里港で下船します。中央に500~600mの山がそびえる黒島は平地が少なくアップダウンの多い道路が続くので、運転には気をつけましょう。朱色の鳥居が目を引く「黒尾大明神社」、元特攻隊員が平和の祈りを込めて建立した観音像がある「黒島平和公園」などを巡り、高台にあるきよはる公園で夕陽を見てから本日の宿へ向かいましょう。

 

スポット情報

黒尾大明神社(くろおだいみょうじんじゃ)

住所: 鹿児島県鹿児島郡三島村黒島大里63

アクセス: 片泊港から車で約5分

滞在所要時間:15分目安

 

黒島平和公園(くろしまへいわこうえん)

住所: 鹿児島県鹿児島郡三島村黒島

アクセス: 大里港から車で約10分

滞在所要時間:20分目安

 

<次のスポット[宿泊先]まで>

車で約15分

3日目午前:片泊港から鹿児島港へ向け出港

出港ギリギリまで黒島を満喫しよう!

海を見守るように立つ白衣観音像

切り立った崖が柱状に乱立している塩手鼻

片泊港周辺。起伏の激しい島だということがよくわかる

事前予約で購入できる 黒島みかんのシフォンケーキをおみやげに

黒島入りは大里港からでしたが、帰りは片泊港からフェリーに乗り込みます。フェリー出港は8時なので、早起きして片泊港周辺の観光スポットへ足を運んでみましょう。島の南西部にある「白衣観音像」は、黒島流れとよばれるかつお漁船の難破事故の犠牲者を悼み立てられました。高台にあるので眺望も楽しめます。すぐ近くには荒々しく亀裂の入った岩石群が印象的な景勝地「塩手鼻」もありますが、2021年3月現在、台風被害により立ち入りはできませんので出向く際は事前に確認を。

さて、出港時刻が近づきました。いよいよ黒島にあしたよなー(さようなら)、片泊港に急ぎましょう。

 

スポット情報

白衣観音像(びゃくいかんのんぞう)

住所: 鹿児島県鹿児島郡三島村黒島片泊

アクセス:  片泊港から車で約10分

滞在所要時間:15分目安

 

塩手鼻(しおてばな)

住所: 鹿児島県鹿児島郡三島村黒島片泊

アクセス: 片泊港から車で約10分

滞在所要時間:20分目安

 

 

<帰路へ>

鹿児島港までフェリーで約6時間