奥尻島エリア

「奥尻ブルー」の島を一周する1泊2日プラン

奥尻島(北海道)

奥尻ブルーに輝く海を車窓に島を巡る、爽快感満点のドライブプランです。島のシンボル・なべつる岩や北海道南西沖地震の記憶を伝える「奥尻島津波館」などに立ち寄りながら、島をぐるりと一周してみましょう。きれいな海岸での海水浴やマリンレジャーもおすすめです。

Summery

1日目午前:レンタカーで島一周ドライブへ出発

江差から午前中に奥尻港フェリーターミナル着、港で車をレンタル

午前の便で、江差港を出航すれば、昼前に奥尻港に着く

江差港フェリーターミナルから乗船し、約2時間10分で奥尻港フェリーターミナルへ到着。さっそくフェリーターミナル周辺のレンタカー店で車を借りて、島ドライブに出かけましょう。奥尻島をほぼ一周する道道39号は、全長約65km。ルート上には、奇岩と青い海が織りなす景勝地や海鮮グルメなど、離島ならではの魅力があふれています。1日目はまず、島の主要観光地を巡りながら〝奥尻らしさ〟を体感してみましょう。

 

<次のスポット[なべつる岩]まで>

車で約4分

1日目午後:奥尻島の観光名所巡り&海鮮ランチ

正午近くに奥尻を代表する景勝・なべつる岩で記念撮影

高さ19.5mのなべつる岩。日没後にはライトアップされる

島東側のフェリーターミナルから、時計回りで一周ドライブに出発です。フェリーターミナルから1kmほど走ると、島のシンボル・なべつる岩が見えてきます。名前の由来は、見てのとおり形が鍋の取っ手に似ていることからです。透明度の高さから“奥尻ブルー”とよばれる海原と不思議な形の岩が、奥尻独特の景観を生んでいます。まずはここで記念撮影をして、島の南部へ向かいましょう。

 

スポット情報

なべつる岩(なべつるいわ)

住所:北海道奥尻郡奥尻町奥尻

アクセス:奥尻港から車で約3分

滞在所要時間:5分目安

昼食前に奥尻島津波館で、災害と復興の歩みを知る

建築費などに、全国から寄せられた復興支援の一部が使われている

なべつる岩から16kmほどの島南端部に、奥尻島津波館があります。1993年に起きたマグニチュード7.8の地震とそれに伴う津波、火災で大きな災害をもたらした、北海道南西沖地震の記憶・記録を伝える施設です。展示スペースは、災害によって亡くなられた198名を悼む「198のひかり」や、島の遺跡から発掘されたヒスイの勾玉(複製)を展示する「勾玉物語」など7テーマで構成されており、災害の記録を映像で伝える「映像ホール」もあります。島を襲った災害の凄まじさと、力強い復興の歩みを知ることで、島の風景が少し違って見えるかも知れません。

 

■スポット情報

奥尻島津波館(おくしりつなみかん)

住所:北海道奥尻郡奥尻町青苗36

アクセス:奥尻港から車で約25分

滞在所要時間:30分目安

 

<次のスポット[青苗地区]まで>

車で約3分

遅めの昼食は、青苗地区で海鮮グルメ

栄養豊富な海で育った奥尻のウニは、甘みも香りも格別

奥尻島津波館見学のあとは、同施設がある青苗地区で夏に旬を迎えるウニをいただきましょう。奥尻産のエゾムラサキウニは甘みが強いと評判で、食堂ではウニをたっぷりと盛ったウニ丼を提供しています。天然ものを出しているところが多く、食材そのもののおいしさをストレートに感じることができます。

 

<次のスポット[北追岬]まで>

車で約20分

1日目午後:西海岸を抜けて奥尻島北部へ

昼食後、島を北上しつつカブト岩などの奇岩を観賞

震災の時に半分が崩れ落ちたカブト岩

ランチ後は、島の西海岸を北上します。青苗地区から北追岬(きたおいみさき)までの海岸線には奇岩が点在。見方によって数珠を持ち祈っているお坊さんの姿に見える「無縁島」、ホヤに似ている「ホヤ石」、戦国武装のカブトを思わせる「カブト岩」などみどころは満載です。長い年月と自然が作り出したアートを車窓から楽しみつつドライブを続けます。

 

<次のスポット[賽の河原公園]まで>

車で約50分

日没前に島の北端、賽の河原公園を散策

慰霊のための石積みが独特な景観を生み出す

さらに北上して島北端の賽の河原公園を目指します。道南五霊場の一つであり、約6ヘクタールにわたり慰霊の石積みが広がる一帯は、独特な雰囲気を醸し出しています。一説には約500年前、松前藩始祖の武田信広が一族を率いて奥州から渡道する途中、この地に漂着。その際に賽の河原のことを知り、心を込めて法要したと伝えられています。賽の河原公園からスタート地点の奥尻港までは約10kmの道のりです。奥尻港近くに宿をとり、ドライブの疲れを癒しましょう。

 

 

<次のスポット[東風泊海岸]まで>

車で約6分

2日目午前:奥尻のきれいな海で海水浴を満喫!

朝から島唯一の砂浜海岸・東風泊(やませどまり)海岸で海遊び

東風泊海岸周辺は民家が多いので、迷惑をかけないようマナーは厳守

最終日は奥尻の海の美しさを体で感じるべく、水着持参で海岸へ。奥尻港から約4kmの東風泊海岸は、砂浜が広がる海水浴適地です。水深25mの透明度を誇る海で、海遊びを満喫できます。シャワー室も完備されているのがうれしい点。魚釣りやマリンレジャーのスポットでもあり、SUPやシーカヤック体験に挑戦するのもおすすめです。

 

■スポット情報

東風泊海岸(やませどまりかいがん)

住所:北海道奥尻郡奥尻町字球浦143

アクセス:奥尻港から車で約7分

滞在所要時間:1時間目安

 

 

<次のスポット[奥尻港]まで>

車で約7分

昼食は奥尻港近くで島の名物ラーメンを堪能!

魚介の旨みを感じる、さっぱりとした味わいのウニラーメン

海で体を思いきり動かした後は、奥尻港近くまで戻って昼食タイムにしましょう。島最後の食事は、奥尻産生ウニが入った夏期限定のウニラーメンがおすすめです。アワビ、ワカメ、ツブ貝など奥尻の新鮮魚介もたっぷり盛り込まれた一杯は、素材からのダシが染み出たスープが美味。さまざまな魚介の旨みが体に染みわたっていくようです。海の幸が豊富な奥尻でこそ味わえる、贅沢な塩ラーメンといえるでしょう。

 

<次のスポット[江差]まで>

フェリーで約2時間10分

2日目午後:奥尻港からフェリーで江差へ

食後はフェリーターミナルで休憩&お買物

奥尻港フェリーターミナルは、島唯一の海の玄関口

食後は奥尻港フェリーターミナルへ。建物内は1階にフェリー受付窓口と観光案内所、2階に売店や飲食店が入っています。乗船手続きを済ませたら、ターミナル内でしばし休憩し、午後のフェリーで江差への帰路へつきます。