五島列島エリア

3泊4日で上五島・小値賀島・宇久島いいトコどり巡り

小値賀島(長崎県)野崎島(長崎県)宇久島(長崎県)

五島列島の上五島を起点に、3泊4日で4島を巡るプランです。島ごとに絶景や教会、名所、グルメなど見どころがいっぱい。教会めぐりや古民家ステイ、トレッキング、自転車で島内観光など、それぞれの島時間を満喫しましょう!

Summery

1日目午前:上五島で絶景&教会を満喫

午前/「Vアイランド」で鯛ノ浦に着いたら美しい「蛤浜海水浴場」へ

蛤浜海水浴場ではマリンアクティビティも楽しめる

五島列島の上五島へは、長崎港と中通島の鯛ノ浦港間を五島産業汽船「Vアイランド」と「びっぐあーす」が就航しています。高速船に乗り約1時間40分で到着。港でレンタカーを借りたら、上五島を代表するビーチとして有名な蛤浜海水浴場を目指します。真っ白な砂浜が広がるビーチでリゾート気分を味わったら教会へ。五島列島には禁教期に移り住んだキリシタンが弾圧に耐え、信仰を続けた象徴として多くの教会が点在しています。

 

※「Vアイランド」と「びっぐあーす」についての詳細は下記にお問合せくだい。

五島産業汽船

 

■スポット情報
蛤浜海水浴場(はまぐりはまかいすいよくじょう)
住所:長崎県南松浦郡新上五島町七目郷
アクセス:鯛ノ浦港から車で約10分
滞在所要時間:15分目安

 

<次のスポット[大曽教会]まで>
車で約15分

午前/大曽教会で祈りのひと時を

均整のとれた外観と美しい装飾で魅了する大曽教会

江戸時代に多くのキリシタンが移り住んで集落を形成し、独自の信仰を続けた地・五島列島。五島の教会堂のうち約6割が上五島に点在しています。そのうちのひとつ、青方湾を望む高台に立つ「大曽教会」へ。教会建築をリードした名工・鉄川與助が手がけ、均整のとれたその外観は上五島で最も美しいレンガ造りの教会とも評されています。島の風景に溶け込むようにたたずむ教会を見学したら、中通島の海の玄関口・有川港まで車を走らせます。

 

■スポット情報 
大曽教会(おおそきょうかい)
住所:長崎県南松浦郡新上五島町青方郷2151-2
アクセス:鯛ノ浦港から車で約20分
滞在所要時間:30分目安

 

<大曽教会から、次のスポット[有川港周辺]まで>
車で約20分

1日目午後:上五島で世界遺産の教会めぐり

午後/島自慢の「五島手延うどん」でランチタイム

細麺ながらもモチモチ食感で、鍋で煮ても伸びにくい五島手延うどん

有川港に到着したら、周辺の店でランチに名物の五島手延うどんをいただきます。かつて遣唐使が伝えたとされ、上五島発祥の五島手延うどんは、特産の椿油を塗って手延べすることでコシが強くツルンと滑らか。おすすめは、五島手延うどんの代表的な食べ方で人気の地獄炊き。鍋で茹で上げたアツアツの麺を、アゴ(トビウオ)だしや卵につけて味わいます。名物五島手延うどんを堪能したら、世界遺産の集落や教会を目指します。

 

<次のスポット[頭ヶ島の集落]まで>
車で約25分

午後/世界遺産の集落&教会「頭ヶ島の集落と頭ヶ島天主堂」「青砂ヶ浦天主堂」

大正8年(1919)建立、全国的にも珍しい石造りの頭ヶ島天主堂

カトリック共同墓地では5月初旬~下旬頃にマツバギクが花を咲かせる

重厚感ある佇まいで堂内のステンドグラスが美しい青砂ヶ浦天主堂

頭ヶ島大橋を渡って、世界遺産の「頭ヶ島の集落」へ。かつて人が近づかなかった頭ヶ島へ潜伏キリシタンが移住し、閉ざされた環境下で信仰が続けられた頭ヶ島の集落。信仰の象徴として立つ「頭ヶ島天主堂」や「カトリック共同墓地」を見学して、その信仰の歴史を肌で感じます。次に車で約40分、奈摩湾を見下ろす場所にたつ「青砂ヶ浦天主堂」へ。レンガ造りの美しい教会堂を見学したら、奇岩が織りなす景勝地に向かいます。

 

※詳細は下記でもご覧ください。なお、見学には事前連絡が必要です。

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター

 

■スポット情報
頭ヶ島天主堂(かしらがしまてんしゅどう)
住所:長崎県南松浦郡新上五島町友住郷頭ヶ島638
アクセス:鯛ノ浦港から車で約35分
滞在所要時間:45分目安

 

青砂ヶ浦天主堂(あおさがうらてんしゅどう)
住所:長崎県南松浦郡新上五島町奈摩郷1241
アクセス:奈良尾港から車で約60分
滞在所要時間:30分目安

 

<青砂ヶ浦天主堂から次のスポット[矢堅目公園]まで>
車で約15分

午後/ダイナミックな景観を見せる矢堅目公園へ

対岸の白草公園から望む夕景も美しいと評判だ

次に向かうのは、奈摩湾の入口にある「矢堅目公園」です。東シナ海の水平線が広がり、ダイナミックな巨岩を間近で鑑賞できます。高さ約100mの岩は見る角度によってはトトロに見える?!ことから通称トトロ岩ともよばれています。公園そばには塩の製造販売を行う物産館も。雄大な景色を満喫したら、車で25分の有川港へ。有川港でレンタカーを乗り捨て(事前に要連絡)して、港近くで宿泊。翌朝には、小値賀島(おぢかじま)を目指します。

 

■スポット情報
矢堅目公園(やがためこうえん)
住所:長崎県南松浦郡新上五島町綱上郷
アクセス:鯛ノ浦港から車で約30分
滞在所要時間:30分目安

 

<有川港から次のスポット[小値賀島]まで>
船で約35分

2日目:小値賀島で憧れの古民家ステイ

午前/小値賀島に到着したらレンタサイクルで島観光

玄武岩の岩の割れ目に直径50cmの玉石が入った斑島ポットホール

噴火口のひとつが海蝕によって円形の崖になったという五両ダキ

酸化鉄を含んだ赤砂が一面に広がる赤浜海岸

五島列島の北端に浮かぶ小値賀島。小値賀島へは上五島の有川港と小値賀港間を就航している九州商船「びっくあーす2号」を利用します。高速船で約35分。港に到着したら、フェリーターミナル内にある総合案内所「おぢかアイランドツーリズム」でレンタサイクルを借りて、島内観光へ。国の天然記念物である斑島ポットホール、火山でできた島を実感できる五両ダキや赤浜海岸など巡ります。ランチは島内の食堂で。観光を楽しんだら、小値賀島で人気の古民家に泊まります。

 

※「びっくあーす2号」についての詳細は下記にお問合せください。
九州商船

 

■スポット情報
斑島ポットホール(まだらじまぽっとほーる)
住所:長崎県北松浦郡小値賀町斑島郷
アクセス:小値賀港から自転車で約40分
滞在所要時間:30分目安

 

五両ダキ(ごりょうだき)
住所:長崎県北松浦郡小値賀町柳郷
アクセス:小値賀港から自転車で約25分
滞在所要時間:30分目安

 

赤浜海岸(あかはまかいがん)
住所:長崎県北松浦郡小値賀町前方郷
アクセス:小値賀港から自転車で約25分
滞在所要時間:30分目安

 

<次のスポット[各古民家宿]まで>
徒歩約5分~(宿によって異なります)

午後/古民家に滞在して島の日常や風景を体感

石垣に囲まれた風格ある武家屋敷をリノベーションした宿

日本の伝統美を感じる和室とモダンなリビングを備えた宿

小値賀島には捕鯨などで栄えた歴史があり、豪商の古民家などをリノベーションした「古民家ステイ」で注目を集めています。島内には築100年以上の古民家を快適かつモダンにリノベーションした6棟の素泊まり古民家宿が点在。自炊可能なキッチン設備を備えた宿はすべて1棟1組貸しで、滞在型のステイが楽しめます。古民家ステイを満喫したら、翌日は世界遺産の集落、野崎島を訪ねます。上陸前に昼食や飲みものの準備を忘れずに。

 

<小値賀島から次のスポット[野崎島]まで>
船で約30分

3日目:世界遺産の集落・野崎島でトレッキング

午前/野崎島へ渡ってガイドツアーで島内散策!

軍艦瀬は海食による火山口跡で軍艦に見えることに由来

野生のシカが生息し、まるでサバンナのような景観が広がる

明治41年(1908)に創建された、レンガ造りの旧野首教会(きゅうのくびきょうかい)

宿泊施設の管理関係者以外、ほぼ無人状態となった野崎島。小値賀島から野崎島へは町営船「はまゆう」が運航し、約35分で到着します。個人でもまわれますが、「野崎島ガイドツアー」に参加するのがおすすめ。専門ガイドの案内で潜伏キリシタンの集落跡や旧野首教会、野生のシカが群れる赤茶けた大地などをめぐるプチトレッキングガイドツアーです。野崎島を歩いてワイルドな自然や歴史を体感したら、再び小値賀島に戻ります。
※ツアー参加の有無に関わらず、島上陸前にはおぢかアイランドツーリズムへの連絡が必要です。

 

※「はまゆう」については下記で詳細をご覧ください。

はまゆう

 

<小値賀島から次のスポット[宇久島]まで>
船で約40分

午後/小値賀島から高速船で宇久島へ

1日2便運航(季節などにより増便あり)している町営船「はまゆう」

野崎港から町営船「はまゆう」で、小値賀港に戻ります。次に目指すのは、五島列島の最北端に位置する宇久島。宇久島へは小値賀港と宇久平港間を就航している九州商船「シークイーン」を利用します。高速船で約30分。宇久島に到着したら、宇久平港近くに宿泊します。島内周回バスはあるものの、自分のペースで観光するには自転車移動が便利。宇久平港ターミナル内にある宇久町観光協会案内所で電動アシスト付き自転車「うくちゃり」をレンタルして観光しましょう。

 

※「シークイーン」についての詳細は下記にお問い合わせください。
九州商船

4日目:レンタサイクルで宇久島をまるごと観光

午前/レンタサイクルで快適&爽快に島内観光を楽しもう!

島内の移動に便利な電動アシスト付き自転車「うくちゃり」で観光

夕日が美しい平家盛ゆかりの地、平家盛公上陸地である火焚崎(舟隠し)

リゾート感たっぷりのビーチで、島内一の美しさを誇る大浜海水浴場

朝から「うくちゃり」をレンタルして、観光スタート。潮風を切って走る爽快感を味わいながら、島をぐるっと一周。アコウの巨樹、宇久島神社、平家盛上陸地である火焚崎(舟隠し)、対馬瀬灯台、大浜海水浴場などをめぐって、雄大な自然や宇久島の歴史にふれます。夏には大陸原産の絶滅危惧種植物ヒゴタイや、ハマユウを見ることができる楽しみも。途中、島の東側でランチタイム。観光を終えたら港へ。「うくちゃり」を返却して、宇久平港から帰路につきます。

 

■スポット情報
アコウの巨樹(あこうのきょじゅ)
住所:長崎県佐世保市宇久町小浜地区
アクセス:宇久平港から自転車で約20分
滞在所要時間:15分目安

 

宇久島神社(うくじまじんじゃ)
住所:長崎県佐世保市宇久町神浦地区
アクセス:宇久平港から自転車で約25分
滞在所要時間:15分目安

 

平家盛公上陸地 火焚崎(舟隠し)(たいらのいえもりこうじょうりくのち ひたきざき(ふなかくし))
住所:長崎県佐世保市宇久町本飯良地区
アクセス:宇久平港から自転車で約50分
滞在所要時間:15分目安

 

木場の放牧地(こばのほうぼくち)
住所:長崎県佐世保市宇久町木場地区
アクセス:宇久平港から自転車で約50分
滞在所要時間:15分目安

 

乙女ヶ鼻園地(おとめがはなえんち)
住所:長崎県佐世保市宇久町三浦地区
アクセス:宇久平港から自転車で約50分
滞在所要時間:15分目安

 

対馬瀬灯台(つしまぜとうだい)
住所:長崎県佐世保市宇久町野方地区
アクセス:宇久平港から自転車で約30分
滞在所要時間:15分目安

 

大浜海水浴場(おおはまかいすいよくじょう)
住所:長崎県佐世保市宇久町平地区
アクセス:宇久平港から自転車で約10分
滞在所要時間:15分目安

 

<帰路へ>
佐世保港まで高速船で約1時間25分